土日は大体録画しておいたTVを消化するのに当てられる訳ですが。
最近、管理人の中でプチヒットしているのが、素人オーディション番組の[歌スタ!!]です。
実は、本当は、素人が出る番組って、内容のいかんに関わらず嫌いなのですヨ。
何で、貴重な時間を割いて、面白くも無い素人を見なければならんのか、
と思っているのですが、この番組なら結構見る事が出来ます。
まず、テンポがいいですね。
ステージインする時にアンタッチャブルが短くコメントしてくれるだけで
本人は名乗ることすら出来ず、いきなり歌い出しです。
しかも、持ち時間はたった30秒。
サビ始まりでAメロまでに間奏があるような曲を選んでしまうと、
実際声を出しているのは10秒程度で、もう落選即刻退場death(^^;)。
まぁ、歌の上手下手は最初の1音を聞けば大体分かりますので
プロの耳にかかれば、30秒もあればその人の持っているモノまで
全てまるっとお見通しできてしまうのでしょうかね。
時間切れまでに、審査員が続行ボタンを押す度に15秒づつプラスされ、
みごと1コーラス歌い切ることが出来ればとりあえず合格です。
1コーラスといえども大体2分ぐらいはあるので、6~7回はボタンを
押してもらわなければならず、週に1人合格するかどうかでしょうか。
管理人なんかから見れば、ウヘー!うまいな~!、と思ってても、
全くボタンを押されないまま即退場、という人がほとんどです。
そして、一旦合格しても、短いインタビューの後、即再審査。
ほぼ全ての人が落選します(^^;)。
インタビューの時に、結構褒めてくれて、期待を持たせてくれるのに、結局アウトです。
いや、厳しい(^_^;)。
落とされる理由として多いのが「ボイストレーニングのし過ぎ。」
え、トレーニングしちゃイカンの?と(^^;)
歌なんか上手くなくても構わなくて、どこか飛びぬけて良いところ、
もしくは飛びぬけて悪いところがないと、個性が出てこない、
また、人に教わっていたのでは、その教えてくれる人が手本になってしまって
それより上には行けない、という事のようです。
ある程度の技術を身に付ける事や、人に教えてもらう事ももちろん
大事なのでしょうけど、プロとしてやって行くには、更にそこに何かを上乗せしなければ、
その個人としての価値が無いという事なのでしょう。
それはまぁ、歌手に限った事では無いと思いますけど。
先週も「充分歌は上手いんだけど、彼の歌にお金を払ってまで聞こうと
する動機が見当たらない。」と、物凄く辛辣にぶった切られてましたヨ(^^;)。
それほど、即戦力を発掘しようとしている番組という事ですね。
何かをプロデュースしようとする人が、どういう視点で素材を見ているかが
よく分かる番組ですので、興味ある方は一度どうぞ。結構深夜ですけど。
それにしても、MCの東野幸治は最近いいですよねぇ。
細かい笑いを丁寧に拾って転がして行くので安心して見ていられます。
関西人の管理人としては、もちろん「4時ですよ~だ」の頃から
存じておる訳なのですが、当時は
「こいつ、もっと面白くなるけど絶対売れへんやろうなー。」
と思っていたのですが、充分全国ネットでイイ位置をキープするまでに上っており、
いやはや嬉しいモンですわ。
逆転されたような立場の今田耕司ももっと頑張って欲しいところです。