7巻です。
今月はコミックスが続くなー。
1冊も買わない月も多いのに。
さて、この本のコトはひょっとして初めて書くのかな。
事故や事件などで家族を失い、自分自身も体を一部失った女の子を
公益法人が引き取って義体化し、暗殺やカウンターテロ部隊として編成する、
ってなお話です。
コレだけ読むと、ありがちな「女の子ドンパチ系」みたいですが、
全然そんな事は無く、登場する女の子は、派手なアクションも無く
表情ひとつ変えずに、的確で最小限の動きで相手をしとめていきます。
基本的に一話完結のストーリーも、特にオチらしきオチも無く、
時にはアクションシーンが全く無いことも珍しく無く、非常に淡々と進みます。
雰囲気的にはフランス映画とか、そんな感じを狙ったのでしょうか。
ただ、前号あたりから、絵のタッチや話の持って行きようがちょっと・・・
言い方を変えれば「普通」になってきてしまっているような・・・。
今までは非情なまでに冷静で従順に仕事をこなしていたのに、
今作では「テロはどっちも悪いような悪くないような」みたいに
考えをめぐらせたりしています。
そういうのは他の漫画に任せておいていいと思うのですけどねぇ。
人間味を出す事によって、逆に独特の緊張感とか孤独感とか
悲壮感とか、そういう雰囲気が壊れてきてるような気がします。
コノ手の話って、最後は上部組織に切り捨てられて全滅とか
そういう終わり方をしがちなモンですが、この作品に限っては
そんなお話的なオチは必要ではありませんので、淡々と進んで
ある日突然打ち切り、とかそんな終わり方が望ましいです。
話に決着を付けようとしても、どう考えてもハッピーエンドには
なりえませんので、これ以上つらい展開は勘弁、といった感じです。
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