6巻です。
この巻で急展開を見せ、次巻で完結なのかしら?
管理人は作者の麻宮騎亜氏はかれこれ15年ほどもファンであり、
同時に中の人(ちょっと前に同一人物であると認めた)である菊池通隆氏も
初の画集をサイン入りで持っていたりする程なのですが・・・
それにしてもヒドイ(笑)。
今のところ、ストーリーに何の説得力も必然性も感じられません(^_^;)。
勢いで色んなネタを放り込みながら、消化不良のまま先へ先へと進んでいます。
白JUNKは勝手に自己完結して消えていくし、
赤JUNKは好き勝手やってヌッ殺されておしまい、
青JUNKはいきなり量産型になってるしで、
主人公との係わり合いが全く決着していません。
まるで拡散レーザービームのごとく、
好き勝手な方向に進んでそのまま消えていきます。
まぁ、現実世界ではイチイチ物事にオチは付いてきませんので、
無駄なエンターテイメントは省いてリアリティを出した、とか、
そういう勝手な前向きな解釈でよろしいでしょうか(笑)。
出だしの端書で、作者さんがその事に触れ「物足りないと感じるかも」と
書かれていますので、わざとそいう感じでストーリーテリングしているのだとは
思いますが、「現実感」という”リアリティ”と「物語り」としての”リアリティ”は違う、
という事を是非分かって頂きたい。
「物足りない」のでは無く、明確に「奥行きが足らない」のです。
問題点を、いかに租借し、料理し、作者なりの決着を付けるかが、
「作品」として成り立つための必要条件です。
問題を投げかけるだけなら誰にでも出来ます(絵は描けませんが(笑))。
結局、黒幕は現政府であった訳ですが、今まで散々街を
ぶっ壊してきた言い訳をどのように付けるのでしょう。
今回登場したスーツは、正規の人間が来ていながらも、
都庁に穴開けたりしていますので、とてもまともな運用体制を
取っているとは思えませんので、企業倫理が問われます。
新型は「製品版」とうたっていますから、販売目的で開発した
という事のようですけど、そもそも誰に売る事を想定しているのでしょう?
日本は武器の輸出は禁止されてるハズですし、
カウンターテロ用として警察に正式採用させるとか、
そういう感じに持って行くのでしょうかねぇ。
また、謎のカルト宗教団体は、実は野党の選挙時の票集め目的て・・・。
それはアレですか、公(ピー)へのオマージュ(笑)でしょうか?
いや、アレは既に与党になり下がってますけど(^^;)。
その宗教団体が、これまた同時多発テロを行ったり、
知らん顔でその救済活動を行ったり、
本物ソックリの偽札を作ったりと、
ドコまで金余ってねんねんと。
そもそも偽札って、例えば1万円札と同じ物を作ろうと思えば
1万円以上のコストがかかるから誰も作らない、という
偽造防止策を取っているはずなのですが・・・。
まぁ、それは安く作る技術が出来た、もしくは造幣局ごと何とかした、
とかそういう言い訳はできますけども・・・。
あまりに荒唐無稽過ぎて、主人公も多少放置気味。
つっこみどころ満載のこの漫画、もう少しで終わりそうなので最後まで看取ります(笑)。
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