最近のアニメ界隈

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最近はホント、アニメを見なくなりました。

学生の頃は、そりゃぁもう、全作品制覇するか、っちゅう勢いだったのですが(^^;)。
今、ランニングで見ているのは「のだめカンタービレ」ぐらいですねぇ。

アレもまぁ、良し悪しはイロイロありまして、見ていて時々違和感があるのが
やっぱりオーケストラなどの演奏シーンでしょうか。

奏者の全景が写っている場合には、絵がほとんど動かず、楽器や手元のアップに
なった瞬間のみ、ものすごい勢いで動画が流れ始めます。

バイオリンなどは管理人にはチンプンカンプンで分かりませんが、
ピアノのシーンを見るにつけ、音と指の動きが合っていますので、
おそらく本当に弾いている人をビデオに撮ってモーションキャプチャーから
CGを起こしているのでしょうねぇ。。

まぁ、その方がホンモノらしく(っていうかホンモノなのですが)映りますし、
ウイークリーのアニメには、セルを書くための時間の壁があり、枚数を抑える事ができて
一石二鳥なのだと思います。昔と比べて桁違いにCG安くなってますし。

CGとセルアニメの融合は、まだまだ見た目の違和感という課題が残っている訳なのですが
ソコをこのアニメでは、前述のように別々に見せる事により、マイナス点を薄めています。
まぁ、わざとではなくて、重ねる作業もできるだけ省くという、時短策がタマタマ
そのような効果を生んでいるだけなのかもしれませんが(^^;)。

ただ、副作用はある訳で、CGシーンが手元のアップだけに偏っているために、
毎回毎回構図が同じになってしまっている事と、引きで動かない or アップで動く、
という二択になっており、アニメだから見れているのであって、これをそのまま
漫画に起してしまうと、恐ろしく単調でつまらない絵面になるであろう事は
創造に難くありません。そこらあたりがちょっと残念。

あと、細かい事を言いますと、バイオリンの表面に、木目調のテクスチャーが
貼り付けられている事がありますが、時々パースがずれて遠近感が狂っていたり、
木目が明後日の方向を向いていたりした事があるので、折角のCGなのですから、
その辺りはきちっと処理して頂きたいなと。

それにしても相変わらずアニメは量産されているようで、どこかで今月から始まる一覧
みたいなのを見かけたのですが、1週間で30本ほど新番組がありました。。

これだけ数が出ていると、既に飽和状態のような気もするのですが、それでも
市場がキチンと成り立っているんですねぇ。。すごいですなぁ。。。

ただ、売る側も最近は必死なようで、事前に情報をリークしてみたり、動画投稿サイトを
活用してみたり、いかにも「流行っています」的な煽動をかけてみたりと余念が無いようなので
それほど胡坐をかいている訳でも無さそうなところが見え隠れしてほほえましいですね(^^;)。

ただ、つい先日も、とある製作者さんが自身のブログにて

 …………おいおいおいおい(汗)
何のミスなのか関係者誰かの故意なのかはさておき、
もう「CODE-E」のOP動画がネットにアップされてるんですが。
私二時間前に見たばっかりなんですが(苦笑)。
いやまあむしろ宣伝になるからいいのか?
油断できんなー……
やまあOP、出来がいいから早めに皆に見て貰いたい気持ちは分かるがw

などというエントリーをおこし、
「どう見ても自作自演です。本当にありがとうございました。」状態であり、
既にコメント欄が炎上しかけていたりという事もありますので、
下手な人に宣伝させるとマイナス効果を生む事もあるので注意が必要です。

 ※上記の作品は7/3放送開始予定だそうです。

まぁ、ジサクジエーンなのかどうかは、関係者以外本当のところは分からない訳ですが
少なくとも[その動画]を見るにつけ、一体コレのドコが「出来がいい」のかと。。

登場人物を羅列しているだけで、明らかに「普通」にしか見えませんが。

オープニングが「いい」と判断できる要素を幾つか挙げてみますと。。

・絵が綺麗
・構図がすごい
・動きがすごい
・楽曲がすごい
・これだけで一遍のストーリーになっている
・キャッチーな何かを持っている(フレーズであったり動きであったり)

まぁ、こんなところでしょうけど。。
管理人には、タダのヒトツもヒットしているとは思えないのですがねぇ(^_^;)。

コレを本気で「いい」と思うような感性の製作者が作った作品なのだとしたら、
そりゃぁ本編もおして知るべしでして、面白い内容を期待しろというのは到底無理な話であって、
ハナから見る気が起こらないでしょう。。

たまたま「FREEDOM」のオープニングがあったので貼ってみます。
ほとんどが実写なのですが、「出来がいい」というのはこういうのを作った時に言いましょう。







一言で表すと「カッコイイ」に尽きますね。

特に絵がグルグル回る演出はアニメパートの疾走感と相まって一気に最後まで見せてしまいます。

ついでに言うと「セル絵を回す」というのも結構難しいもので、ここでもやっぱり
CGでおこしているっぽいですが、短いので判断付き難いです。

それにしても、宇多田ヒカルはやっぱり曲もイイのですが、アレンジのセンスが抜群ですよねぇ。。
どのパートでどの楽器を鳴らして、この音とこの音をこう重ね合わせて、っていうのは、
才能だけでは多分足りなくて、膨大な曲を聴いて勉強しないとなかなか身に付かないと
思っていますので。。

先週末は、劇場版ヱヴァンゲリヲンのテーマソングも担当する事になったというニュースで
話題になりましたが、どんな感じに仕上げてくれるのか。。。

ネット界隈では、歓迎する意見が少ないように見受けられますけど。。
「そんな流行に乗るなんて!」とか「今更ヱヴァかよ!」とか、まぁ確かにそうなんですけど、
出来上がったモノを見てから正当に評価しましょう。エンターテイメントとはそういうモンです。

で、話は戻りますが、この映像で難点を挙げるとしたら、絵と音は「カッコイイ」のに、
最後はカップヌードルを頭に思い描いてしまうというトコロでしょうか(^^;)。
企業タイアップなので仕方ないのですけど。

前述の製作者さんも「自分がイイと思うモノ」を突き通すというのも大事なのですが、
こういう「本当にイイモノ」を見て勉強してみる事も、視野が広くなっていいと思いますよ。

「扱っている題材が違う」とか「かけてるお金が違う」とか、イロイロ言い訳はあるかと
思いますが、そういうトコロを抜きにしても、「出来の良し悪し」というモノは、
別の次元にあるモノですから。

コメント(3)

くーにゃんさん>
 東京都現代美術館とはまた中途半端にハズレた場所で(^^;)。
 しかもこれから夏休みなのでアホほど混むのでしょうねぇ・・・。
 でも、行けるタイミングがあれば行ってみます(^-^)。

INOMASAさん>
 FREEDOMって、全6話もあったんですか(@_@;)。
 20分っぐらいのが1本あるだけだと思ってました。(^_^;)←実は本編を見たことが無い

 大友克洋の途中降板疑惑などがあって、グダグダになっているのかと思っていましたが
 それなりにプロジェクトはちゃんと進んでいたんですね(笑)。

「FREEDOM」、アニマックスで3話一気放送やってたので観ました。
その中で製作の舞台裏みたいなのをやってましたが、基本はCGで作っているけれども、それじゃアニメじゃない!ってんで敢えてセル画を書いて、それとCGを合成してると言ってました。
特に炎や煙は質感を重視するために全部手書きにこだわったと言ってました。

全6話くらいあるみたいですが、途中まで観たんで消化不良です。(^^)
あ、ちなみに物語中にカップヌードルはやたらと出てきます。(笑

最近のアニメはコンピュータ処理が多くて、昭和な私にしては色が単調だな~と思うことがしばしばあります。
(セルの色付けもコンピュータ処理らしいし)

この夏休みに東京都現代美術館でスタジオジブリの背景画担当の男鹿和雄さんの展覧会があるそうです。
http://www.ntv.co.jp/oga/
ジブリ映画は、ちょっとナナメから観るところがある私でも背景画だけは大好きで絶賛しています。
近くだったら絶対観に行くんだけどな~・・・。

管理人さん、私の代わりに観に行ってくれませんか?(^^;;

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このブログ記事について

このページは、skoyamaが2007年7月 1日 22:35に書いたブログ記事です。

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