あーあ・・・

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[奈良新聞]によりますと、JR奈良駅西側に建設予定だったホテルが
イロイロな反対をほぼ無視して結局建てる事に決ったようで。

西ノ京大池(同市七条)から若草山方面を望む「景観」に配慮。
当初6メートルだった塔屋高さを3.6メートルに下げ、大仏殿の下層屋根の
「裳階」(もこし)が見えるよう計画変更した。

っていう辺りが一番の関心事だったのですが、ちょうど今日は外出でしたので、
寄り位置して写真を撮ってきました。

大きく写ってるのが、左から薬師寺の金堂、西塔、東塔で、西塔と東塔の間、
遥か向こうに東大寺大仏殿の大伽藍が見えています。

右奥には三笠山(若草山)があり、特に1月の山焼きの際には、にわか写真ファンで
ごった返すスポットとしても有名な場所だったりします(^^;)。

もっとズームできればいいのですが、管理人のデジカメは、もう8年も前から使用している骨董品で、
光学だけだと3倍が限界でして、あまり迫力の無い写真になってしまいました(^_^;)。

えらそうに書いていますが、西塔が建てられたのはほんの30年前である事や、山焼きの歴史もほんの240年ほどしかないとか、そういうつっこみは無しの方向で(^^;)

んが、今度建つホテルは、ちょーど、この一直線上にあり、大仏殿の下半分ぐらいが
隠れてしまうのだそうです。1年ほど前に話題になり、反対運動などもあったと聞いていますが
2.4m低くする」にとどまったそうで。。焼け石に水やっちゅうねん(~_~;)。

それこそ奈良時代より1,300年間連綿と歌人たちや観光客にも親しまれてきたこの風景よりも、
観光収入や土建屋さんの儲けの方が大事なんだそうですよ。

あーあ。

「外資系ホテルが無いから外国人観光客が来ない」とか幼稚園児以下のロジックで
インタビューに答えていた、脳ミソのゆるい人が[どこかにいた]ような気がしますが、
こういう人たちは「奈良の何が魅力なのか」とか、そういう事を微塵も考えようともせず、
ただただ「観光客が来て金さえ落としてくれればOK」みたいにしか思っていないようです。

このような風景を壊していく事が、逆にマイナスである事なんて、おそらく面と向かって説明しても、
全く理解できないスポンジしか頭蓋骨の中には入ってないのでしょう、多分。

奈良は観光都市と言われながらも、実は宿泊施設の収容人数は47都道府県の中でも
最低クラスなんだそうで、そういうところが「開発」のおいしい口実になっているみたいで、
遷都1,300年にじょうじて、他にもでかいホテルの建設予定が何個もありますが、
こいつだけは建ててほしくなかったのです。(他のもどういう影響があるのか不明ですが)

本当の意味で奈良が好きな人は、もし観光に来られても、こういうホテルにだけは
絶対に泊まって欲しくないと思います。よろしくお願い致しますです、はい。

コメント(6)

ここの池からの写真は、旅行ガイドなどで薬師寺・唐招提寺の西の京エリアを
紹介する際には、必ず使われるほどの有名スポットですからねぇ。

しかし、駅前一等地の2500平方メートルをたったの10億円ですよ。
どこかで何かが動いているとしか思えません(-_-メ)。

薬師寺が2塔になってからまだ行ってないけど、この写真は素晴らしいネ!
昔っから色々和歌に歌われてる風景がコレだよね。
昔はもっとビルが少なくてこの風景が素晴らしく綺麗だった、とタクシーの運転手さんに教えて貰った事がある。

う~ん・・・ホテルなんてそんなに要らないぢゃんね。京都にあるんだし、市が土地を提供するなんて何を考えてる訳?奈良はやっぱ旅館か民宿だよ。
外国人サンは日帰りで来れば宜しい!

京都のような極彩色もいいんですが、私的にはこういう穏やかな
のーんびりした風景が好きなんです。出来るだけ残して欲しいモノですね(^^)。

初夏の奈良ですか。上空の雲といい良い写真ですねー。
これでさえ、市街地のコンクリートの建物が目立つのに。。。
何十年(100年生きれないので)経っても変わらないもの普遍的なものが少なくなってきていますが、風景・景色は一度人間がさわると元に戻せないだけに厄介ですナ (^^ゞ

でしょう?(ーー;

奈良は京都と違って派手なのって似合わないと思うのですよ。
「古き良き物をそのまま残す」という事がいかに難しくて大事な事か
分からんボンクラ連中が多過ぎます(~_~;)。

奈良は京都とも違って少し寂れた(ごめんなさい)感じが好きなので、あまり開発を進めてしまうとせっかくの良さがなくなるような気がしますね。
例のキャラクターと言い、どうもレベルの低さが目につきます。

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このページは、skoyamaが2008年6月 1日 23:10に書いたブログ記事です。

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