博士の愛した数式

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随分と前に読んだ本なのですが、ヤングマガジン連載の「喧嘩商売」というマンガで、コレのパロディをやってたので今更取り上げてみたり。どこまで引っぱるのか分かりませんが(^^;)。あ、数年前に映画化もされてるのですがそっちは見たこと無いです。

交通事故にあったその日以降、記憶が80分間しか持たなくなった数学博士と、お手伝いさんとその息子が織り成すほのぼのサイエンスコメディみたいな話ですが(ちょっと違う)、どうスゴイのか分からないぐらい「数学はスゴイ」という話が盛り沢山で、中学生までは数学(算数の法が正しいか)好きだった管理人的には非常に楽しく読めました。

例えば約数を足すとその数になるという「完全数」。
6=1+2+3
28=1+2+4+7+14
496=1+2+4+8+16+31+62+124+248
完全数以外の数は約数の和がそれ自身より大きくなるか小さくなるかになり、大きくなる数を過剰数、小さくなる物を不足数と呼び、1だけ小さい不足数は無数にあるのに、1だけ大きい過剰数は未だに発見されていない。また、完全数は約数の和だけではなく、連続した自然数の和でも表せる。
6=1+2+3
28=1+2+3+4+5+6+7
496=1+2+3+4+5+6+7+8+9+10+11+12+・・・+31

ほーら、凄過ぎて意味が分かりません(笑)。

お話自体はオチらしいオチも無く何となく終わりますが、そんな感じでいいのでしょう。
人生は数字のようには綺麗に割り切れませんもんね(うまい事言ったつもり)。

コメント(7)

私も小学校高学年から中学まで、数学のテストは基本ケアレスミス以外
全部解けてたんですけど、いつの間にやら・・・今は見る影も無く・・・(-_-;)。

コレ、レディコミで漫画化されたのを読んで、DVDも観た。
中学迄は数学すんごい出来たハズの私ですが、
数式のトコは全然理解出来無ず(-_-;)
最近公開された「パコと魔法の何とか」て映画も同じ様に
限られた時間しか覚えてられないお病気の話だよね。
独特の時間が流れてて悲しいながら、良かったと思うよ。
TSUTAYAレンタルが楽天レンタルと同じ値段になったから、
今度はTESUTAYAで借りてみようかな。

ここのところ日本映画は全然見て無いです。
流行ってると聞くと、遠ざかってしまう天邪鬼なモンで(^^;)。
今度借りて見てみます。

私の中では、近年の日本映画では上位にランクできる、上質な内容だと思っています。

寺尾聡、深津絵里、吉岡秀隆と、好きな役者がそろい踏みな所が大きな理由ではありますが・・・。

いい作品です。

イワンさん>
 映画の方は√君が主人公扱いらしいですね。
 教師になるというのはちょっと予定調和ですが、そうやって
 楽しさを広めて数学好きの子を増やして行くという事なのでしょう。
 数学が苦手になる前にこの本を読みたかったです。
 その頃はまだ出てませんでしたが(笑)。

庭師さん>
 をを、ワイハーからの書き込みですか(^^;)。
 この物語の良さは、まさに数字という完全無欠の定理と、
 それに触れる人の心の揺れという、一見相反する物同士の
 「調和の美」なんだと思います。
 今度映画も見てみることにします(^^)。

私もこの映画は、数年前にTVで見て大好きになりました!

昔の日本を感じさせるノスタルジアとサイエンスの楽しさを
含んだ、深い映画だと思いました。

私は物理学の「究極は近似の世界」という哲学的な結論に頭
をガ〜ンとなぐれた高校時代を思い出します。


「おくりびと」が世界の映画界で認められるのがよ〜く分か
りますね。といいながらドイツ車をこよなく愛する御人達。。

では、また!

ルート君ですね。
私は、DVDで観ました。

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このページは、skoyamaが2009年8月 3日 23:31に書いたブログ記事です。

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