最近読んだ本の話でも。
東野圭吾「赤い指」。
ま、タイトルに答えがそのまま書いてあるミステリーなんですが(笑)。
系で言えば「刑事コロンボ系」。犯人が犯罪を犯すところから始まって、それを刑事がどうやって見抜いて行くかという所を楽しむ、という系列の話です。どこかにどんでん返しがあるのかなと思って読み進めて行くと、事件自体にはどこにもどんでん返しが無く、犯人側では無くて、刑事側にドラマ(らしきものが)があったという話で終わり。
犯人の少年がナカナカ姿を見せないので、ソコに絶対何か大きな謎が!!!とか思いながら読み進めると、やっぱり何にも無く、結局「鬱屈した社会が悪いんや」みたいな。犯罪犯す奴が悪いに決まってるっちゅうねん。なので、謎解きは一切放棄して、あくまで暇つぶし用として1冊どうぞ(笑)。
あんまりこういう結果が先に分かってる話って好きじゃないのですよね。「え?!}って驚くような展開が好きなモノですから。知ってれば手を出さなかったのですが、読みながら「どこかで何かあるはず!そうでないと私の払った数百円が!」と思いながらも・・・残念な結果に終ってしまいました。
そういえば、某国の首相が辞められたそうな。そっちも、出来ない事を出来ると言い張っていた結末がコレですから、終わってみれば最初から「アカン」と分かってたはず。だから結果が先に分かってる話は好きじゃないと言ってるのに。。
それでも某政党に投票した方々からしたら「何とかしてくれるはず!そうでないと私の払った税金が!」と一縷の望みを託された訳ですから、次が誰になるのか知りませんが、いい加減、国民の方を見た政治なり政策なりをやって頂ければと思います。
え?誰?
次はお遍路さん?
また残念な結果に終ってしまいそうです。
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