湊かなえ原作の映画「告白」が評判いいみたいなので、原作を単行本で購入。帰りの電車で読み始めたのですが、面白くて帰宅途中のマクドに立ち寄って、クーポン使用の150円マックシェイクMを飲みながら、予定外に長居して3章半ばまで一気読みしまいました(^^;)。
「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。」
最愛の我が子を校内で亡くした中学校の女性教師による三学期終業ホームルームでの告白からこの物語は始まる。
出だしからピンと張った緊張感が一切途切れないまま、語り手が次々と変わって進んで行く物語は、息つく箇所か無く、読んでる方も一歩間違えば陰鬱な泥沼に引きずり込まれそうになります。あー、早く続きが読みたい。でも、もう半分まで来てしまった、勿体無い(笑)。
久々のヒットの予感なので、読んでる途中ですが、思わずフライング感想してみました。
ついでに、最近読んだ本を簡単にさらりと。
△乾くるみ「蒼林堂古書店へようこそ」
超ショート集ですが、それなりに面白かったです。
ショートゆえに「そんなモン、気付くかいな」というようなミステリーばかりですが、ま、ありかなと。
×山下貴光「屋上ミサイル」
某国大統領がテロリストに拉致されていつどの国に核ミサイルが飛んで来るか分からない世界。
主人公たちは憩いの場「屋上」の平和を守るために細かい謎を解き明かしていって、みたいな。
恐ろしいまでに都合よく進んで行くストーリーに激怒して本を破り捨てるか、ソコは目をつぶり
主人公たちのウイットに富んだ(笑)会話を楽しむか、の2択でしょうか。
管理人は・・・どっちかと言うと前者寄り(^^;)。
○沢村凛「あやまち」
会社帰りの電車の中でたまたま見かけた、尾行者とそれをまいた人。
小さな幸せを掴みかけた「私」に、ふと気付くと同じ尾行者が!
何か大きなどんでん返しがある訳でもないのですが、何だかシミジミしてしまいました。
過ちを犯しても逃げる事無く前を向いて進むしか無い訳ですね。逃げるという手もありますけど。
○逢坂剛「クリヴィツキー症候群」
1930年代のスペイン内戦辺りのスパイだの亡命だののゴタゴタが現代でも陰の世界で
暗躍していて・・・。こちらも短編集で、特に表題になった話は「おいおい」というような
オチなんですけど、短編ならこれもありかなと。ただ、管理人は日本史選択でしたので、
そんな時代にスペインで内戦があった事すら、この本を読むまで知りませんでしたm(_ _;)m。
HATさん>
まぁ、間違ってもハッピーエンドになる話ではないので
どう「観てよかった」なのかは分かりませんが(^^;)。
CDの売上はどのアーティストも諦めてる状況だと思うので
あまり気にする必要も無いかと思います。
たにやんさん>
『超映画批評』でも「後世になれば、この映画は松たか子の代表作にして
最高傑作と呼ばれることになるかもしれない。」と書かれているので
縁起は素晴らしいモンなんだと思います。
ただ、映画はR15規制だそうですが、お子さんをお持ちの親御さんも、
見ない方がいいような内容だと思います。
映画館で予告編を見ましたが、出演者のあまりな迫真の演技に、「これは怖くて見られない」と思って映画鑑賞候補から外れております。
告白、読んでみます。映画も観てよかったランキング一位ですね。
ドリカム主題歌のflowersは8位。。
決して主題歌の問題じゃないデス