僕を殺した女

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書くネタに困ったら本でも(^^;)。

北川歩実 - 「僕を殺した女」 。

ある朝目覚めると体が女になっていた。しかも時間は5年後にタイムスリップしていた。
家には、かつての僕の名前・同じ顔の男が存在している。僕は一体誰なんだ?

という感じで、記憶喪失モノは数あれど、更に性別まで変わっちゃうという大胆な謎にどう決着を付けるのか(^^;)。僕は彼女で彼女は彼で彼は僕で、母親がアレでアレが母親で、姉がアレでアレが姉で・・・父親がアレでアレが父親で・・・伯父が・・・婚約者が・・・え?みたいな感じでこんがらがって、というか、何度もそこまでの考察が覆されて振り出しに戻る、という展開で途中で読むのが面倒になってきてしまいますが、一応最後には、どういう経緯でそうなったかが説明付けられます。

タイムスリップとか、飲んだら女になる薬が発明されました、とかそういう飛び道具的なギミックは無く、一応、再度言いますが「一応」無理無く説明されて解決(?)します。でも、やっぱり『作り過ぎ』の感はいなめません(笑)。

話は変わりますが、最近、完全犯罪について考えてます。
整理すると問題点は3点ほどに絞られ、何とかなるのじゃなかろうかと思ったりもしています。

・動機をどう隠すか。
 →後々ボロが出てしまうリスクを冒すぐらいなら隠さなければ良い。
   あとは如何に取り調べに対して冷静かつ論理的に対処するか。
・アリバイをどうするか。
 →無理に作るとアラまで作ってしまう可能性もあるのでいっそ現場にいればいい。
   あとは如何に目撃者を出さないかに心血を注ぐべき。
・証拠をどう隠ぺいするか。
 →隠そうとするから見付かるのであり不自然に消さなくていいのでは。
   あとは如何に「物理的な」証拠を残さない方法を編み出すか。

早い話が、最悪容疑者として捕まる可能性まで見据えて、それでも立証できなければ「灰色」で終らせる、という覚悟で臨めば、何とかなるのではと。まぁ、その瞬間に社会的には居場所が無くなる可能性もありますが、それを引き換えにしても何とかしたいと思うような事も・・・あ、フィクションですからね(^^;)。

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このページは、skoyamaが2010年10月 5日 23:11に書いたブログ記事です。

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