22巻です。佳境です。
ア・バオア・クー戦も中盤に。元々連邦側は事前に主力艦隊をソーラーレイで失っており、引くか突撃するかしか選択肢か無い状態で始まったこの攻防戦で、巨大空母ドロスに追い立てられるように強襲揚陸に活路を見出したのはいいものの、元々要塞というのは守るために作られている訳で、それを攻略するにはよほどの事前の策を講じておかなければならない訳ですが、前述の通りココまで来たらホボ突撃するしか無い状況に追い込まれて行き。。
「足?そんなモノは飾りです、偉い人にはソレが分からんのです。」の名台詞も飛び出した、ガンダムとジオングの最後の戦いの結末も如何に?って、まぁこの辺りはTVの通りなんですが(^^;)。そもそもジオングは手持ちの武器どころかバルカンさえも装備していないところからして、中長距離戦を想定しており、接近戦はどう見ても苦手なのでしょう。確かに宇宙空間だと「人型」にこだわる積極的な理由は希薄になりますが、それでも「脚」はAMBAC(自動姿勢制御)やら、格闘戦での「蹴り」などで有効利用されてますから、それを「飾り」と技術者が言うという事は、やはり近接戦闘は想定外だという事なのだと思います。案の定、接近されたガンダムに打ち抜かれてスタコラと逃げ出して行きました(笑)。
さて、オリジナル展開としては、陸戦に下りたセイラがジオン軍に捕まってしまう事ですが・・・これはどのように決着を付けるのでしょう。このように展開してしまうと、その後にセイラがホワイトベースに戻りづらくなってしまうと思うのですが、ラストシーンも変わってしまうんでしょうかね。
ただ、ジオン軍がこのア・バオア・クー戦で負けたとしても、ザビ家は失ったとはいえ、本国のあるSIDE-3と月のグラナダはホボ無傷、という設定ですし、逆に連邦側は主力のレビル艦隊は壊滅的なダメージを負っている事を考えると、まだ戦争を継続できるだけの力関係にはあったと思うのですが、ソコを和平に導くのがセイラだったりするのでしょうか。そうなると、アステロイドベルトに逃げて行く事になるシャアは、ますます「使えない男」化してしまうようで、不憫でなりません(^^;)。
さて、ORIGINが、この先最終回までどのようなオリジナルな展開を見せるのかまだまだ楽しみです。