あまりに暇だったのでF30 328iの試乗に行って来ました(^_^;)。
元々、今のカブリンを買った時に「乗り換えるは次の次の3シリーズのマイナーチェンジ(最近は『LCI』というらしいですが)後かな~」と思っていたので、その通りとなるとコノ車になってしまう訳です。さてさてどんな車に仕上がってるやら・・・。
第一印象「う~む。悪くは無いが・・・。」5と7がソックリになっちゃったし、4と6もソックリになっちゃったので、何かアクセントが欲しかったという意図は分かりますけど、確かにライトがグリルとひっついているのはどうも違和感がありますね。まぁ、見ていればそのうち慣れるのかもしれません。真後ろからどころか、斜め後ろから見ても、正直5と区別がつきませんけど。
さて走り出してみると、非常にスムーズで静かでマイルドな乗り味。後半ちょっとだけ(床まで)アクセルを踏んでみましたが、ヒュ~ンという音とともに必要にして充分な加速。まぁ245馬力も出てますしね。ただ、ちょっと数字の割にトルク感が薄いかなという気もしますが、真っサラの新車ですから、まだこれからなのかもしれません。
あと、回転を上げると、あの「ドコドコドコ!」という四気筒エンジンの音がやっぱり気になるのですけど、街乗りしている分にはエンジン音はあまり聞こえて来ないので、普通に足として使うには気にならないのではとも思います。
アイドリングストップからの復帰も思った以上に静かでした。所詮BMWのする事なのでもっと雑かと思っていましたが思い違いをしていました(笑)。ちなみに、担当営業さんはこの前M3コンペティションの納車前給油に行った際にGSの目の前でアイドリングストップして「エンストしてしまった!」と勘違いして顔から火が出るほど恥かしい思いをしたそうでした。最近はM3といえどもアイドリングストップ機能が付いているんですね(^^;)。
話が逸れますが、このアイドリングストップからの復帰、「アクセルを踏んだ時」ではなく「ブレーキを緩め始めた時だ」と最初に考えた人はスゴイとその昔いたく感心したモンです。管理人の固い頭では思い付きませでした。ちなみにこの車の場合、ハンドルでもボタンでもドアでも、何かを少しでも動かしたら復帰するようです。あと、最初は温度が低くて止まらなかったりしました(ちゃんと表示が出る)。
内装などの質感は、正直BMWって伝統的に高い方では無いですし、低いトコロから始まって年式が上がっていくと段々改善されていくというのも伝統なので、最初はこんなもんだと思います。ただ、『sports』のシートのステッチはもう少し丈夫な糸を使った方がいいのではないのかなと懸念しますが。あと、フォグ横のアクセントになっている部品は200キロオーバー走行で取れないのかなども心配ですが、管理人は法定速度未満でしか走らないので多分問題無いでしょう。
リッター120馬力以上という動力性能は充分ですし、しかも燃費も大幅に改善されているし、多少乗り味が乗用車的ではあるのですがそもそも乗用車なんですし、この短時間では純粋に『車』としてのアラを探すのは無理でした。
細かいのは見付かるんですけどね。トランク内の無駄な出っ張りとか、ゴルフバッグ積載量が問われる日本では営業的にイタイでしょうし、タイヤのはみ出し対策のフェンダーのシールはカッコワルイですし、ライトとグリルが繋がっているのはバカボンの本官さんを思い浮かべてしまいますし、TVとバックモニターも標準装備ですけどナビの画面の縦幅が少ないのでイマイチ情報量が足らないようにも思いますし、バックミラーのベースの部品も塗装してよと思ったところ横に停めてあった6シリーズも同じだったり(笑)。
E90が出た時に、『ポン』と乗り換えたお客さまだったら、今回『ポン』と乗り換えない、という理由は何一つ見当たりませんでした。他には、ショールームで3と5を指さして「コレとコレどっちが安いの?」とか聞いていたお客さまとか(笑)。
ポン、と行けない人にとっては、この車に600万払えるかどうか、好き嫌いの範疇に入るのではと思いました。管理人は・・・まだ行けませんけど(^_^;)。