[カーグラフィックTV]を見ているとBMWでデザイナーをやってる永島譲二サンが出ていました。今まで手掛けられたラインナップを見るにつけ、イマイチ管理人とはデザイン的な好みは合いませんが、期待せずに見た分、話の内容は面白かったです。何だか今まで、突然大抜擢された天才、みたいな話ばかりを聞いていたような気がするのですが、ちゃんとコンペを通してた話とか、そりゃそうだろうなと(^^;)。多分に、強運もお持ちだと思いましたけど。
下はZ3がロングノーズだと言われるけど、実はそうでもないという話の時に描かれていた絵。tiとの比較で、フロントタイヤの位置を固定すると、ボンネットの先端まで同じ、フロントガラスの立ち上がりの位置も同じ、ドア後端の位置も同じ、でもフロントオーバーハングを延ばして、トランク部分を短く見せるようデザインする事によって、ロングノーズに見えているだけ、という話でした。
長い短いって、「相対的」なモンですから、ホイルベースが短くなってる分、当たり前っちゃ当たり前な話なんですけど、こうやって絵で見せられると何だかスゴイ説得力だなと思ってしまう訳です(^^;)。こんな絵をサラサラと描けたら、さぞかし楽しいのだろうなぁと羨ましく思いました。
カーデザイナーの話を聞くなんてあんまり無いですから貴重な回でしたね。
デザインって「研究開発」の部門でもあるんだなというのがよく分かりました。
このデザイン、田辺さんは「騙し絵ですか」って言ってましたね!
なかなか面白かったです。
雑誌で語られていた話ですが、永島さんは後期のZ3やZ4について、気に入っていないらしいと言う話があり、その辺の真相に触れられるのかな?っと少し期待したのですが、残念でした。