以前に、どうしてモデルチェンジしたメタルトップに乗り換えず、幌のカブリオレに乗り続けているのか、と聞かれた事がありました。曰く、前者の方が、静かだしメンテナンスを気にしなくていいし車体剛性も強いじゃないのとの事でした。ま、それは確かにそうなんですけど、ソコはホレ、『自己満足』の世界、やっぱり幌の方が『雰囲気』がありますし(あると思いますし)、それにプラスして、メタルトップカブリオレはどうしても『取って付けた感』が残ってしまうからというのもあります。
新しい4シリーズのクーペとカブリオレを並べてみると一目瞭然で、Cピラーの生え始める位置が前に来ており、リアウインドウも明らかに立っているので、全体的に後半部分がボリューム不足に見えて、4クーペになって手に入れた伸びやかさも失ってしまっています(あくまで比較として)。なので、遠目で「あれ?クーペかな、でも何か変な形だな」と思って近付いて見るとカブだと分かるという事があるのです。例えば、レクサスのISなども全く同様です。
その点、幌車だと遠目でもカブだと分かるので便利なモンなのですが、過去、管理人の車の助手席に乗って、言われるまでオープンカーである事に気付かなかった、という人が3人ほどいたので、世間様の車には何の興味も無い人にとっては、非常~にどうでもいい事のようで、実生活には何の役にも立たない、まさに『自己満足』なだけだとは思いますけど(-_-;)。
ちなみに、最近(でもないのですが)上手に作ったなぁと感心したのが、フェラーリのカリフォルニアでした。4シーターのメタルトップルーフでありながら、クローズドにしても違和感の無い形状におさまっており、知らなければオープンカーである事に気付かないレベルだと思います。ルーフを納めるところを丸っぽくハイデッキにするというのは、国産ではレクサスのSC430あたりでもやっていましたが、ココまでの完成度ではありませんでした。
とはいえ、カリフォルニアの場合、スペック上は4シーターなのですが、クローズドにすると後席はとてもではありませんがまともな姿勢で座る事が不可能らしいので、そういうスペース的なアドバンテージ(?)があるのもジジツなようです(^_^;)。
それでも、元々2シーターも選べるのに、ほとんど4シーターしか売れなかったらしく、今回のマイナーチェンジで2シーターモデルは無くなったそうなので、やはりカブリオレといえども「シートは多いに越した事はない」と考える人が多いようです。カリフォルニアは、元々フェラーリオーナーでは無かった人からの注文が大半のようなので、そういう側面もあるのかもしれません。
昨日に引き続き、イタ車の話になってしまいました。う~む(^_^;)。
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